平和への道
「世界平和を実現しようとするなら、やがて君は必ず食べ物の問題に行き着くよ」
これは恩師久司道夫氏が初めて
世界平和運動家であり
マクロビオティック創始者桜沢如一氏のもとを訪れた時にかけられた言葉だ。
この意味がわかるだろうか?
戦争を経験した道夫氏は
世界平和を強く望むようになり、
あらゆる角度からの追求が始まった。
そこで気づいたのは
人間一人ひとりの心身が健康で愛情豊かにならなければ平和は実現できない
ということだった。
東大での勉強に飽き足らず
アメリカに渡り大学院で学ぶ傍らアインシュタイン始め平和活動家達にたずねた。
戦争を引き起こす憎しみ合う気持ちはどうやったら無くせるのか?
全人類の人間性をあげるにはどうすればよいのか?
と
そこで彼らから出た答えは
それに対して様々なことが行われてきた。でも有史以来人間性が向上したとは思えない。どうすればいいか「わからない」
ということだった。
そこで道夫氏は自分自身で見つけるしかないと一人立ち向かった。
タイムズスクエアや5番街での人間ウォッチングが始まった。2ヶ月半の長い洞察期間の後降りてきた直感は
「人間は環境に支配されている」
という結論だった。
環境とは、生まれた場所や住む場所、家庭環境だけではなく、宇宙環境、自然環境、社会環境、私たちが取り入れる空気や光、音、匂い、食すべてのものである。
その中でも食物は唯一人間が選択でき、肉体的・精神的・霊的な力を生み出すものだ。
世界平和を実現させるためには全人類の人間性を上げなければいけない。
全人類の人間性をあげる食とはどういうものか?
世界中の人と環境、人と食べ物の関係を学び、研究を深めた。
その結果、なんと答えは足元にあったのだ。
国家
社会
学校
コミュニティー
友達や家族
その間の争いや上手くいかないことの根底に
食の問題があることに気づいている人はどれくらいいるだろうか。
意識を変えるには食を変えること。
意識が変われば行動も変わること。
それは反対方向に作用することもあるが
手っ取り早いのは食を変えることだ。
Eriは小さな頃から動物や植物が大好きで
地球がどうして破壊されていくのか
一人泣いて悲しんでいるような子どもだった。
15年以上も前にマクロビオティックに出逢い
このことを知ったEriは
自分が望む未来を創造するには
このことを世界中に伝えなければいけない
と直感。
それから手を替え品を替え
時代に合わせて
伝え方を変えて伝えてきたつもり。
教室では口を酸っぱくして伝えてきたけれど
もっとたくさんの方に伝えたいな。
書いているだけでなんだか涙が出てくる。
読んでくれてありがとう。